おつきみ
さて、今日は中秋の名月。おつきみですね。
お天気どうかな?と思ったけど、ばっちりでした。
いいお天気。
きらきらと光り輝くおつきさまがきれいに見えます。
ほんと、いつもより輝きが増してる。
満月は明後日の6日だけど、今日のおつきさまも負けてないと思う。
名月、すてき。
ということで、今日はおつきさまの絵本をご紹介したいと思います。
まず、満月でテンションが上がってしまうこちら。
『まんげつダンス!』
(パット・ハッチンス さく・え , なかがわちひろ やく / 福音館書店)
こんなよるには ひとばんじゅう おどっていたいわね。
というセリフからはじまるこのお話。
ぶたとひつじとうまの親子が登場するのですが、小屋の窓からさす月明りがスポットライトになり、さぁダンスショーのはじまりはじまり・・・!?
さて、どんな夜を過ごしたのでしょうか。
おはなしはもちろん、動物たちの耳につけているかわいいお花と、美しい月明りにもご注目。な1冊です。
そして、まんまるいおつきさまといえばこちら。
『はずかしがりやのおつきさん』
まんまるいおつきさまの月明りでおばあさんに手紙をかくロバのロシナンテ。
あんまりあかるく照らすもんだから他のみんなが起きちゃって・・・
なぜか恥ずかしがるおつきさまは雲のカーテンでかくれてしまいます。
ロシナンテは手紙を無事書き終えたのでしょうか・・・??
群青色の濃淡と白。
それだけで描かれた暗闇の中の月明りはものすごく綺麗です。
ちょっとひんやりした風、月明りがないと真っ暗なんだろうな~という景色。
ちょっとゾクゾクしますよ。
こんなこと言っちゃうとわかるけど、最後のロシナンテの嬉しそうな顔が好きだなぁ。
そして、こちらもまるいつき。
『きょうは そらに まるいつき』
こちらはとても色鮮やかな世界です。
月明りと、人々の明かり。
いろんな世界があって、いろんな明かりがあって、
どんな空にもいつもおつきさまがあって。
みんなのよるに、それぞれのよるに。
素敵だなぁと、
子どもももちろん、大人もグッとくる1冊ですよ。
さて、お次はおつきさまの不思議??
かわいくおつきさまに話しかけているこの1冊もオススメです。
『おつきさま こっちむいて』
ほそいほそいおつきさまからまんまるおつきさまになるまで、男の子がおつきさまに話しかけています。
男の子には、おつきさまがどんなふうに見えているのでしょう。
みんなにはどんなふうに見える?
優しい月明りがきれいな1冊です。
ちょっとひんやりして透き通った空気も伝わってくるような気がします。
さて、次はおつきみの絵本!
『じっちょりんとおつきさま』
(かとうあじゅ / 文溪堂)
じっちょりんという小さな生き物から見える世界のおはなし。
じっちょりんたちがおつきみをするために準備をしてお出かけするのですが、じっちょりんの目線で見ると、なんだか自分が小人になったみたいでわくわくします。
だんだん日が暮れておつきさまを眺めるシーンは、最高ですよ。
ページを大きく広げて贅沢に見てくださいね。
最後のページには、じっちょりんたちが移動した経路も書いてあって、どんなところを通ってきたのかな?ともう一度楽しむこともできます。
秋の植物もたくさん描かれているので、探しに出かけてみるのも楽しそう!
ということで、どの絵本も大好きすぎて今すごくテンション上がってます。
明後日の満月も綺麗に見れますように。
✧ ✧ ✧
番外編
『ぼくの ともだち おつきさま』
(アンドレ・ダーハン さく , きたやまようこ ぶん / 講談社)
ぼくとおつきさまが出会って、こんなのはじめて!な体験をたくさんします。
とってもロマンチックで、ともだちというより恋人なのでは!?とも思う1冊です。
あまりにもすてきな文なので、洋書はどうなのかな?と思って見比べたときがあるのですが、洋書はすごくシンプルに書かれていてびっくりしました。
おお・・ことばっておもしろいな・・!
表現ひとつでこんなにも変わるのね!と思って、翻訳絵本に興味を持った記憶があります。
(ちなみにわたしは英語がぜんぜんできないのだけど・・そんなわたしでも、おおっ!となりました)
ということで番外編でした。
みなさんのお空におつきさまは見えますか?
おやすみなさい。